・【Kling AIで完結！】イラストやアニメ画像を実写化するワークフローを解説！

こんにちは、天上の案内人 Aoiです✨

Kling AIの「Image to Video」機能は、元画像のキャラクターや構図を維持する能力に優れています。しかし、この機能の真の力は、単に画像を動かすだけでなく、「元画像とは異なる質感やスタイルを与える」ことにもあります。

今回は、AIイラストやアニメの静止画といった「非実写」の画像をKling AIに読み込ませ、プロンプトの力で「実写風」「超リアルな3Dレンダリング風」といった、リアルな質感を持つ静止画（の初期フレーム）のような結果を得るためのスタイル変換テクニックに焦点を当てて解説します。

🖼️ ステップ１＆２：元画像を用意し、Image to Videoに読み込む

まずは、スタイル変換したいイラストまたはアニメの静止画を用意し、
Kling AIのインターフェースにアップロードします。

【画像の選択ポイント】

・構図の維持：元画像の構図やキャラクターデザインが明確で、しっかりとしたものを選びまし　ょう。

・シンプルな背景：背景のディテールが複雑すぎない方が、質感をリアルに変換した際の破綻が少なくなります。

・操作：Kling AIのインターフェースで「Image to Video」を選択し、元画像をアップロードします

画像を読み込んだら、動画化の動きに関する指示は最小限にし、代わりに「出力結果の質感」を決定づける強力なプロンプトを追加入力します。これが、イラストを実写化する最大のカギです。

目的の質感	日本語プロンプト例（英語呪文併用推奨）	解説
超リアルな実写映画風	`高解像度、超詳細、ドラマチックな光、フィルムグレイン、ライカの35mmフィルムで撮影されたような、photorealistic, cinematic lighting`	写真のようなディテール、映画の光、フィルムの粒子といった言葉で、徹底的な写実性を指示します。（特に青字の英語呪文は効果的です）
高精細なCG・3Dモデル風	`アンリアルエンジンでレンダリング、8K解像度、高品質な質感マテリアル、サブサーフェススキャタリング、Unreal Engine, Octane Render`	ゲームエンジンやレンダリング技術の用語を使い、CG特有のリアルなテクスチャと光の計算を要求します。

元画像の内容の描写： アップロードした画像の内容（例：森に立つ猫耳の少女、サイバーパンクな街の風景）を、具体的に記述します。
実写化の呪文の追加：上記のような質感・カメラ・ライティングに関する英語のキーワードを、後半に強力に追加します。
動きの指示は最小限に：今回は静止画のスタイル変換が目的なので、カメラワーク（Pan/Zoom）の設定は「None」や「Static」など、動きのない設定を選びましょう。

Aoiからの魔法のヒント：Kling AIは、プロンプトに記述されたスタイルを優先して出力しようとします。元画像のデザインを保ちながら、質感だけをリアルに変換するために、プロンプトに書かれた実写化キーワードの比重が重要だよ！

設定を完了して生成を実行し、結果を確認します。

確認点： 出力された動画の最初のフレーム（静止画）を確認し、元画像のキャラクターの輪郭は維持されているか、そして望んでいた実写的な質感（肌のテクスチャ、金属の反射など）が上書きされているかをチェックします。
目的： このステップの成功は、元画像のデザインを崩さずに、リアリティという新しいスタイルを与えることにあります。